古代アメリカに関連する新刊図書のお知らせ『マウンド・ビルディングの考古学: 先史アンデスにおけるモニュメントのはじまりを問い直す』(荘司一歩著 2024年12月30日 臨川書店刊)[2.28.2025]
①古代アメリカに関する新刊図書のお知らせ
『マウンド・ビルディングの考古学: 先史アンデスにおけるモニュメントのはじまりを問い直す』(荘司一歩著 2024年12月30日 臨川書店刊)
④内容:本書は著者の博士学位請求論文を大幅に加筆・修正した専門書です。古代アンデスにおいて神殿建設はどのように始まったのかという問いを足掛かりに、アンデス文明史におけるモニュメントの創出過程について考察しています。本書が注目するのは古期の小規模な盛土遺構「マウンド」であり、そこに廃棄された動植物の残滓や石器を詳細に検討するとともに、二枚貝のスクレロクロノロジー(硬組織編年学)によって過去の環境変動にアプローチしました。マウンド・ビルディングという廃棄と建設の入り混じる社会実践によって、アンデス文明史における初期モニュメントが生み出されてきた過程を明らかにしています。
⑤情報提供会員:荘司一歩
⑥イベント関連URL1点:
http://www.rinsen.com/linkbooks/ISBN978-4-653-04587-8.htm
古代アメリカに関連する新刊図書のお知らせ『考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常』(青山和夫、大城道則、角道亮介著 2025年2月12日 ポプラ社刊)[1.23.2025]
①古代アメリカに関連する新刊図書のお知らせ
『考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常』(青山和夫、大城道則、角道亮介著 2025年2月12日 ポプラ社刊)
④内容:本書は専門的な研究書ではなく、アフリカ大陸(エジプト文明、大城)、ユーラシア大陸(中国文明、角道)、アメリカ大陸(マヤ文明、青山)という三つの大陸で調査研究に励む考古学者が実際に経験してきた出来事や多忙な日々のエピソードをいきいきと描き出したものです。マヤ文明の拙担当章では、子供の頃から、大学生、青年海外協力隊員、アメリカの大学院生を経て大学教員になり、現在に至るまで昔のこともいろいろ思い出しながら、自分にしか書けない日本から遠く離れた場所(ホンジュラス、アメリカ、グアテマラ、メキシコ)での経験談を具体的に書き記しました。政府が提唱する「働き方改革」とは全く無縁の考古学者の多忙な毎日の様子だけでなく、海外での調査・生活の喜怒哀楽や外国考古学の魅力が読者の皆様に少しでも伝わればとても嬉しく思います。
⑤情報提供会員:青山和夫
⑥イベント関連URL1点:
www.amazon.co.jp/dp/4591184064
古代アメリカに関する新刊図書のお知らせ『アンデス文明ガイドブック』(松本雄一著 2024年12月24日 新泉社刊) [1.14.2025]
①古代アメリカに関する新刊図書のお知らせ
『アンデス文明ガイドブック』(松本雄一著 2024年12月24日 新泉社刊)
④内容: 本書は、高校生から大学生を読者層として想定した、アンデス文明全体の概説書です。若い読者層を想定し、アンデス文明の全体像を最新の知見を交えて平易に描き出しています。国内外の多くの研究者のご厚意で、貴重な写真を多数収録することができました。数多くのカラー図版と共に南米に栄えた古代文明の全体像を学ぶことができる本となっています。また日本人研究者によるこれまでの調査の蓄積、現地社会との関わりについても紹介しています。
⑤情報提供会員:松本雄一
⑥イベント関連URL1点:
https://www.shinsensha.com/books/6804/
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