2020年の学会主催・協力によるイベント情報

ペルー日本人移住120周年・日本ペルー交流年記念シンポジウム
「ペルーの文化遺産保護の最前線:ペルー南海岸・高地における考古学と文化遺産」

【開催目的・趣旨】
ペルー南海岸および南高地を調査している日本とペルーの研究者が、山形大学ナスカ研究所が位置するナスカ市に集まり、「ペルー南海岸・高地における考古学と文化遺産」と題するシンポジウムを開催する。このシンポジウムは、「パラカス」、「ナスカとパルパ」、「ワリ」という3つのセッションによって構成される。ペルー南海岸および南高地で実施された最新の考古学調査の結果を報告するだけでなく、考古学調査を通じて明らかになった文化遺産が抱える諸問題について議論する。

【主催・共催・協力】
主催:山形大学、国立民族学博物館、文化庁
共催:アントニーニ博物館、ペルー文化省ナスカ・パルパ支局、山形大学ナスカ研究所、文化遺産国際協力コンソーシアム
協力:古代アメリカ学会

【内容の詳細】
(1)日時・場所
開催日時:2020年1月11日(土)9:00~16:40
場所:アントニーニ博物館(ペルー・ナスカ市)

(2)プログラム
9:00 – 9:10
主催者挨拶・趣旨説明

9:10 – 9:30
特別講演 渡邊洋一(山形大学名誉教授、羽陽短期大学長)

9:30 – 11:30
司会:ジュセペ・オレフィシ(アントニーニ博物館)

松本雄一(山形大学)、ユリ・カベロ=パロミーノ(国立サン・マルコス大学)
「高地におけるパラカス文化の展開とその文化遺産としての危機」

ルーベン・ガルシア(ペルー国立イカ大学)
「パラカス地域の考古学と文化遺産保護」(仮題)

ジャル・ドゥラント(教皇庁立大学ペルー・カトリカ大学)
「プエルト・ヌエボ遺跡と紀元前10~5世紀中央アンデスにおける威信材の長距離交易網」

ヘンリ・タンタリアン(国立サン・マルコス大学)
「チンチャ地域の考古学と文化遺産保護」(仮題)

11:30 – 11:50 休憩

11:50 – 13:20
司会:松本雄一

坂井正人(山形大学)、ホルヘ・オラーノ(パリ第一大学)
「世界遺産ナスカ地上絵:考古学調査・発見・保護活動」

ジョニー・イスラ(ペルー文化省イカ支局)
「パルパ地上絵の調査:問題と展望」

ジュセペ・オレフィシ(アントニーニ博物館)
「祭祀センターカワチにおける考古学発掘と保存作業の最終結果」

13:20 – 15:30 休憩

15:30 – 16:30
司会:坂井正人

土井正樹(山形大学)
「アヤクーチョ州トリゴパンパ村での調査:学術的貢献と遺跡保存における課題について」

ホセ・オチャトマ(国立サン・クリストバル・デ・ワマンガ大学)、 マルタ・カブレラ(国立サン・クリストバル・デ・ワマンガ大学)
「ワリ遺跡と文化遺産保護」(仮題)

16:30– 16:40 挨拶

【使用言語】 スペイン語

【参加費等】一般公開(参加無料/申し込み不要/定員:100名[先着順])

【問い合わせ・申し込み】
山形大学 坂井正人
E-mail:sakai★human.kj.yamagata-u.ac.jp (*を@に置き換え)